やりすぎ15周年中のUSJですが、ここへ来てほんとに「やりすぎ」「ダメでしょ」「アウトなやつ」という批判が湧いてきて沸騰中のようです。
対象になっているのは呪い人形アトラクションの「祟(TATARI)~生き人形の呪い~」。
人形供養で有名な淡嶋神社(和歌山県)から貸し出された、600体以上!の日本人形を使った迷路型のお化け屋敷です。
人形供養されているホンマモンの人形を使っちゃう、っていうところが個人的には有り得ないのですが、使う方もアトラクションに入る方も勇気があるな~~~という感じです。
だって「供養」する必要がある人形たち、ってことですよね?
「生き人形」っていうのをテーマにした怖い漫画読んだことあります。実話だというから、今思い出してもギャアアアアアアアです。
手元に置き続けたくなくて即売りに出しました。
続・生き人形 完全版 (生き人形) (ホーム社漫画文庫)
「人形供養」という時点で「呪い」とか「いわくつき」とか考えてしまう私ですが、もちろん「長いあいだありがとう」という意味を込めて、遊ぶ人がいなくなったから供養してもらうという人形が大部分だとは思います。
仮にも一緒に遊んだこともあるんだし、ゴミとして捨てるには憚られるじゃないですか??
もちろん人形といったからといって「人型」をしているものばかりじゃないと思います。
その人形の中で日本人形だけを借りて作ったおばけ屋敷なんですね。
個人的には「人型」の人形は、洋の東西を問わず実のところ怖いです。部屋に飾っておくとか無理です。
怖いテレビとか映画とか見すぎたせいで、夜中に歩き回ったり髪が伸びたり涙流したり目玉ぎろっと動かしたりしそうに思えて、逆に目が離せません。
まあでもそういった人形を作ることを生業にしている人たちにしてみれば、「恐怖の対象」といった扱いを受けるのが耐え難いのだろうな、という予想は付きます。
とくに自分的に怖い筆頭の市松人形(おかっぱの女の子の日本人形)は、地域によっては「いちまさん」などと親しまれ、嫁入り道具になったりするそうですね。
雛人形 久月 ひな人形 雛 市松人形 金彩友禅 h303-k-k1316g-39 K-120
怖いアトラクションで見世物扱いするUSJにはもちろんですが、それと知って貸出した淡嶋神社にも抗議があるということです。
ただ淡嶋神社の考えとしては、人形は遊んでもらうこと・見てもらうことのために生まれて(?)来ているのであり、お化け屋敷だろうがなんだろうが、多くの人達に見て・遊んでもらうことが供養になる、という立場のようです。
供養に、と神社に奉納した人の中には、納得いかない扱いを受けている!と思う人もかもしれませんね。
供養というと日々お祈りを捧げてロウソクに火を灯し、静かに安らかに過ごしてもらう…というイメージは確かにありますが、
どんな供養が一番いいのか?
そればっかりは人形に聞いてみないとわからないことではありますねえ。
返事されたら超怖いんですがあぁぁぁぁぁ!
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